4時限目:失敗との向き合い方
人生に失敗は付き物だ!と言うのは簡単ですが、失敗が付き物であることくらい誰だって知っています。
生きていれば大なり小なり失敗はするものですし、むしろそれを何の意味もなく一々声高に叫ぶ事ほど恥ずかしい失敗もありません。
俺が「人生に失敗は付き物だ!」叫ぶとすればどうしてそんなことを叫ぶのでしょうか。
これまた生まれて今にいたるまで幾度となく聞かされて耳にタコができているものと思われますが、あえて理由が有るとすれば、失敗と向き合うことで人は成長するという話に持っていく為ではないかなと思います。
大きな失敗にしろ、小さな失敗にしろ、その失敗の後に貴方が生きているのだとすれば、先日ティータイムでお話したように、その失敗こそが貴方のユートピアを形作る重要なパーツとなるのではないか、と思うのです。
しかし、ただその失敗を失敗のまま放置し、見て見ぬフリを決め込めば話は別ですが。
その失敗の本質を探り、その失敗を繰り返さないようにするにはどうするかを考え、色々試してみて、最終的には上手くできるようなっていく。
そうして一つ一つの失敗が貴方自身の取り得となり、自信へと繋がってゆくのではないかと思えてならないのです。
留年は大きな失敗に分類されるものだと思います。
しかし人生が終わるほどの失敗ではないと思います。
堅実に歩みを進める事の大切さというのは堅実でない生き方をして失敗してショックを受けて初めて気がつけるものではないかな、と思うのです。
もちろん、そんな気づきに達するのに必要な失敗は人それぞれだと思いますが、留年してしまったのであれば今一度自分自身を振り返り、恥じらうのではなく、その失敗を次に生かし、自分自身を磨く糧にされてみては如何でしょうか。